全国労働組合交流センター第30回定期総会

全国労働組合交流センター第30回定期総会が2月4日と5日、千葉市内で開催され、全国から闘う労働組合が結集しました。

「戦争阻止を掲げて、歴史的な闘いを勝ち取ろう!」

全国労組交流センター木下代表運営委員が開会宣言。木下代表は、「全国労組交流センターが昨年の総会で、『反戦闘争』を打ち出した直後、ウクライナで戦争が起こった。全国労組交流センターの仲間が、戦争阻止を掲げて闘ってきたことに確信を持ち、歴史的な闘いを勝ち取ろう!」とあいさつしました。

「戦争反対を確認する総会に!」

資格審査委員から、資格審査の発表がされ、総会の成立が宣言されました。続いて、議事運営委員と議長団2人(三多摩・東京西部)を選出。議長団は「ウクライナ戦争が起こって1年経った。戦争反対を確認する総会にしよう!」とあいさつしました。

「戦争絶対阻止で闘い、11月集会の大成功を勝ち取ろう!」

選挙管理委員会の選出後、来賓あいさつ。星野暁子さんは「星野国賠に完全勝利し、無罪を勝ち取り、大坂正明さんを取り戻そう」。
動労千葉の関委員長は「国鉄闘争に勝利する。労組なき社会を打ち破り、戦争絶対阻止で闘う。今年の11月集会の大成功を勝ち取ろう」と、あいさつと行動を提起しました。

「湯川委員長の実刑攻撃を粉砕する大衆行動を!」

関生支部武谷書記次長と東京北部ユニオンの代表者から現場の闘争報告と今後の闘争方針が示されました。
武谷書記次長は、昨年から今年にかけて、関西労組交流センターと共同行動した現場闘争を報告。3月判決の湯川委員長実刑攻撃を粉砕するための具体的な大衆行動を呼びかけました。
東京北部ユニオンの代表者は「板橋区の『自衛官募集対象者』情報提供を打ち砕く。自治体労働者は戦争協力を拒否しよう!」と行動を提起しました。

「組織拡大が最重要の課題だ!」

そして、全国労組交流センターの飯田事務局長から議案が提起されました。飯田事務局長は、「①2022年の闘いの総括。②とりまく情勢。③2023年の闘いの基調。④2023年の闘いの方針」を、具体的に詳細に提起。最後に「組織を拡大することが最重要の課題だ」と訴えて、2023年度運動方針の提起を締めくくりました。

「湯川委員長とほらぐちともこさんからの総会メッセージ」

2022年度の決算報告、2023年度予算案の提案、会計監査報告のあと、関生支部・湯川委員長と杉並区議会議員・ほらぐちともこさんからの総会メッセージが紹介されました。

「活発な討論が展開された」

休憩をはさんで討論に入りました。新潟、広島、大阪、兵庫、北海道、九州、神奈川、女性部から、各労組交流センターの代表者から意見が出されるなど、活発な討論が展開されました。

「11月集会に1万人結集を勝ち取ろう!」

2日目の討論を経て、全国労組交流センター・田中代表が総括答弁。23年度運動方針案と予算案を満場一致で採択。特別決議案「関生支部への大弾圧を打ち破り、階級的労働運動を甦らせよう」「NAAによる市東さんの農地取り上げ強制執行を阻止しよう」「星野国賠勝利!無実の大阪正明さんを取り戻そう!」「二つの選挙闘争の勝利に向かって総決起しよう」を満場一致で採択しました。
常任運営委員、全国運営委が選出され、議長団の解任、最後に総会参加者全員で「団結頑張ろう!」を唱和して、総会はお開きとなりました。
戦争・改憲を阻止しましょう!戦争国家を邁進する岸田政権を打倒しましよう!国鉄闘争に勝利しましょう!関生弾圧をはじめ、すべての労働組合弾圧を粉砕しましょう!
闘う労働組合の全国ネットワークの実現と階級的労働運動の復権をめざして、今年の11月集会には1万人の結集を実現しましょう!

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。

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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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